|
|
子宮筋腫とMRIMRIを子宮筋腫に用いる場面としては、純粋に検査を行う場合と、治療の一環として活用する場合があります。それぞれの場合について見ていきましょう。 子宮筋腫のMRI検査MRI（磁気共鳴診断装置）検査とは、様々な方向から画像を撮影することによって、小さな子宮筋腫でも発見できる方法です。不妊症の女性が筋腫核手術を行った後に妊娠を希望するケースにおいては、術後のMRIの検査結果は重要になります。 CT検査と比較すると、放射線の被曝がないというメリットがあります。また、硬い組織でなければ、MRI検査の方が鮮明な画像を得ることができます。MRIでは5㎜程度の子宮筋腫でも発見でき、一般にCTよりも精密に調べることができるとされています。また、CTの画像では体を輪切りにする画像のみなので、色々な方法からの画像を得ることはできません。超音波検査と比べても、MRIの方が多くの情報を得ることができます。 子宮筋腫にMRI検査を用いる場合にはT1強調画像とT2強調画像という2種類の撮影を行います。特に有用性が高いのはT2強調画像であるとされています。 MRIを子宮筋腫治療に活用する治療の前提として検査があるので、検査において果たす役割もまた、治療に影響を及ぼすのはもちろんですが、それ以外にも治療法として子宮筋腫にFUS（MRIガイド下集束超音波治療）を行う際には、MRIは不可欠です。このFUSという治療法は、超音波を一転に集めて高熱を発生させるのですが、目視によって病巣を見つけ出せるわけではありません。そこで活躍するのがMRIなのです。子宮筋腫の情報を随時得ることができるため、それを見ながらFUSによって治療を行うことができます。したがって、FUSを行う前提となっていると言ってよいでしょう。 こんなに簡単に！ |
Copylight (C)子宮筋腫を克服するために All Rights Reserved.