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子宮筋腫と漢方子宮筋腫に漢方を使って治療するという考え方があります。漢方は東洋医学の流れを汲むものですが、西洋医学を真っ向から否定して、現在、婦人科の病院で行われている治療と対立するものではありません。それぞれに別の流れで発展してきたものの、併用することは十分に可能ですし、様々な病気において、病院でも漢方を上手に取り入れる動きはあります。子宮筋腫にも漢方を使ってみるというのは、1つの選択肢になります。ただし、その場合には主治医の専門医には必ず報告しておきましょう。漢方によって症状に変化があった場合、改善にしても悪化にしても、原因が不明というのは問題です。したがって、症状に影響を与える可能性が十分にある以上、事前に婦人科の専門医に相談することは怠らないで下さい。 漢方を子宮筋腫に用いる際には、十分にカウンセリングをしてくれる薬局で購入した方がよいでしょう。同じ病気でも、原因や生活環境、患者さんの体質や年齢によっても処方されるものが異なってきますので、子宮筋腫の漢方はこれを使えばいいという絶対的なものはありません。話を十分に聞いてもらいながら、対応してもらえる薬局を選びましょう。これは病院で専門医から治療について説明を受ける時と同じ気持ちで望めばよいでしょう。 子宮筋腫に用いる漢方の一例桃核承気湯、加味逍遥散、大黄牡丹皮湯、当帰芍薬散この他にも様々な種類の漢方がありますので、処方前のカウンセリングには余裕を持ってじっくり望めるようにしておいてください。また、費用が高額になる場合もありますので、大まかな見込みの金額や、これまでの患者さんが症状の改善までに支払った金額を尋ねておくのも参考になります。病院選びにおいて治療成績や名医がいるかどうかを気にするように、子宮筋腫の治療に漢方を使うなら、どこで購入するかは重要な問題です。ずるずると時間とお金だけを浪費してしまうのではなく、本当に価値のあるものを選ぶようにしてください。そのためには、必ずしも最寄りの店に行くのが得策とは限りませんので、薬局の評判を調べてみるのもよいでしょう。頼りになるところも、そうではないところもありますので、選択は必要です｡ また、それぞれの薬局で、多く取り扱っている症状と、そうではない症状があります。病院であれば、婦人科や外科、眼科や耳鼻科といったように細かく担当が分かれていますが、漢方の薬局の場合には、子宮筋腫を婦人科の病気を専門に扱っているということは通常ないため、カバーする範囲が広くなっています。よく言えば全般的に眺めることができるわけですが、悪く言えばそれぞれの分野への精通の度合いが低い可能性があります。したがって、これまでに多くの子宮筋腫の患者さんに漢方を処方し、効果を上げてきたかどうかを確認するというのも、1つの選択肢になるでしょう。関係のない病気ばかり改善してきたのでは、今は必要としている相手ではないということになってしまいます。 治療の目的をどこに定めるかについても、十分な共通の見解を持つことが必要です。たとえば、子宮筋腫を小さくすることが目的なのか、それとも痛みや貧血を緩和することが目的なのかによって、話はまったく変わってきます。この部分でズレがあると、根本から向かっている方向が異なってしまいます。したがって、期待される効用については、処方してもらう前に、よく確認しておいてください。 こんなに簡単に！ |
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